借金地獄で母親が死にたいと言った体験談
父親が失踪し、残された家族にその負担が来ました。
父親が勝手に母を保証人にしていたのです。
何にお金を遣ったかというと、女の人と事業の失敗でした。
父は自営で仕事をしており、その付き合いなどで大きな金額を遣っていたそうです。
プラス女性に。
仕方がないので母が借金を返すことになったのですが、父の親戚からは「嫁がしっかりしていないからこんな事になったのだ」と責められ、母の親戚からは「そんな男を選んだお前が悪いんだ」と罵られました。
そしてやっと連絡のとれた父親からは「お前が怖くて言い出せなかった」と言われたのです。
誰も味方はいません。
このまま生きていても借金を返していくだけの地獄のような人生です。
子供である私たちを残していくのは不憫だと思ったといいます。
「ドライブにいこう」と母に誘われました。
車に乗り込み、私と妹は久々のドライブを楽しみます。
母がポツンと「あなたたちは生きていたい?」と聞いてきました。
私は「別になぁ」と答えました。
妹は何かを察したのか「生きていたい、死にたくない」と答えます。
アクセルを踏む力が強くなり、車の速度も速くなります。
「苦労するけどいいの?」という母の声。
妹は「いいよ、かまわない」といいます。
私は(別にそこまで必死に生きなくてもなぁ)と思ってしまいました。
母が泣きながら車を停めます。
「本当は死にたい・・、今心中しようと思っていた」という母の声。
何とか心中を思いとどまらせたのは妹でした。
それから母は借金地獄に強い弁護士さんを探し、返さなくてよい分のお金は返さないことで決着がつきました。
私も妹も母も、心中せずに、まだ生きています。
父親はどうなったのかも知りません。
病気で借金地獄、死にたい
自分は、仕事もたくさんやり結婚もして子供もいました。
子供が生まれるとわかってからはすぐに一戸建ての家を買ったのです。
それから3年の月日が流れたのですが、身体に異変が起きてしまいました。
異変とは病気のことですが、検査の結果、まともに仕事が出来なくなってしまったのです。
保険も入っていなかったので、3ヶ月入院した費用もすぐにしはらうことができませんでした。
そればかりか、仕事ができないので、借金を支払うことも出来なくなりました。
身体も動かず、借金ばかりが膨れ上がっていき、どうにかしたいと一度仕事をしたのですが、すぐに悪化して、またできなくなりました。
それからは自分の奥さんがパートをしてくれたのですが、短く組んだ住宅ローンを支払うことが出来ず、途方にくれていました。
いくらかの援助を親がしてくれたのですが、何も出来ない自分に嫌気がさし、本当に死にたいと思ったのです。
情けない気持ちで一杯になりました。
その頃は、友人に相談したりしていましたが、借金で死にたいとまでは言いませんでした。
切羽詰っていた自分を救ってくれたのは、自分の子供でした。
まだ3歳だったのでそんなに悠長に話すことは出来ませんでしたが、家にいることしかできない自分のそばから離れずにずっと話しかけてくれたのはうれしかったです。
子供がいなければどうなっていたかと考えると、少し怖いです。
病気になると人生が変わりますが、何とかなるかもしれないと思いました。
借金地獄で死にたい気持ちになる
借金の返済が苦しくて死にたい・・。
まさか自分がそんな風に思うとは思ってもいませんでした。
滞納に滞納を重ねて、毎日の様に電話がかかってきます。
電報まで家に届きました。
税金も払っていないので、税務署の人が家に着たりして、もう面倒くさい。
お金のことはきちんとしなきゃいけないのかもしれないけど、どこにどう返したらいいのかを計算するのは面倒くさくて、放棄したくなる。
もういっそのこと、死んでしまえばチャラにできるんじゃないか。
そんなことまで考えてしまいます。
たかだか300万円くらいの借金です。
月々の最低の支払い金額は、5社で10万円くらいなものです。
それに税金の支払いが加わってきます。
だから、普通に生きていけるけど、働いたお金の多くは、借金の返済に使われてしまいます。
これだと何のために生きているのか分かりません。
働いても働いても、自分の楽しみのためにお金は使えないで、返済に消えて行く。
思った以上にこれはつらい。
だからといって、返済を遅らせると、借りているところから、電話が鳴り響きます。
生きているんだけど、生きていない感じがする。
もういっそのこと死にたい、その方が楽なんじゃないだろうか?
自分が悪いのが分かっているだけに、なおさらつらいです。
借金をなくして、ちゃんと生きたい。
この想いが叶う日はやってくるのだろうか。
借金地獄で追い詰められて死にたい
お金を借りていると本当に難しい場面に直面します。
私は過去の借金で本当に死にたいと思うような苦痛を味わいました。
それは借りたお金が返せないだけではなく、金利によって更に借入が増えていった時のことです。
私は趣味のためにお金を使って生活ができなくなったことが何回かあります。
高い品物を買って計画性もなしに借金をすることもありました。
しかし、その時は自分に甘かったので、本当の恐ろしさを知らなかったと思います。
お金を借りるようになると金融会社から催促の連絡が来るようになります。
最初はあまり催促もされなかった記憶があります。
しかし、支払いを先延ばししていると電話の回数が徐々に増えていきます。
それが最終的には毎日になって精神的な苦痛になりました。
私は電話が来るのが怖くなって良くないことを妄想していました。
家がなくなることや仕事を辞めることを考えていました。
そういったことを考えても実際には借金は減らないのです。
そのため、この悪循環から抜け出せないうちは、何度も死にたいと考えました、。
この悪循環は徹底しているものだと思います。
借入をして返金できないと必然的に別の会社を利用します。
そういったことを続けていると深みにはまるのです。
お金を借りて最も恐ろしいのは追い詰められていく自分の精神だと感じました。