自己破産その後の生活の体験談
親族で自己破産したものがいました。
マイホーム(ローンなし、親からの譲渡で築30年ほど)を所有していたのですが、定職に就いておらず、嫁が夜の仕事やアルバイトをして生活費を稼いでおりました。
子供も二人いたのですが、法的な手続きをする前に離婚しています。
おそらく自己破産をするので、嫁と子供に迷惑をかけないために離婚したのでしょう。
以前は離婚なんて考えられないくらい嫁に依存していたので、その点だけは褒めてあげたいです。
当然ですが、自己破産をした際ににマイホームも車も手放すことになり、マイホームはその後競売にかけられていました。
その後生活する場所がなく兄弟姉妹の家に居候をしたそうです。
しかし困り果てた兄弟が、市の無料の弁護士相談に行ったそうです。
精神疾患もあったため、病院の診断書を貰い、市役所で生活保護の受給手続きをさせたそうです。
一連の手続きは、おそらく本人のみではできなかったと思われます。
周りのサポートがある程度必要でしょうが、できれば法的な整理をする前に何らかの手助けを親族でしていたら、自己破産までは至らなかった可能性もあります。
現在は生活保護を受給しながら一人で暮らしています。
マイホームを所有していた以前の悠々自適の暮らしをしていた姿からは想像できないくらい老け、また寂しい後ろ姿でした。
自己破産したら借金返済はなくなるがデメリットもある
どうしても、借金をかかえてしまい、その借金の返済に困った時に、自己破産という選択をすることが出来ます。
この選択が出来ることで、たくさんの多重債務者が救われてきたことでしょう。
だったら、どれだけでも借金して自己破産してしまえばいいのかというと、それも違います。
破産するには、すべての財産をゼロにするのです。
持っている家や財産を持っていたら自己破産など出来ません。
だから本当に、どうしようもない人だけの救済措置です。
自己破産した人は、なんとかして人生立ち直るように頑張るものですが、どうしても、借金をするクセがついている人が多いようです。
お金が足りないなら、借りればよいと思う考えからまた借金が膨らんでしまいます。
ですから、破産後は7年間借金は一切出来ません。
ですから、自己破産したら、自分で稼いだお金を使うしか方法がないのです。
今の世の中では必需品とも言えるクレジットカードすら作ることが許されません。
これも、限度額を使ってしまったら、借金と同じことになりますから仕方ないでしょう。
破産後は、つつましく生活しなくてはいけません。
でも、多額の借金を免除してもらったなら、そのくらいのリスクは仕方ないでしょう。
借金地獄でいよいよ自己破産の方法を考える
私の今の悩みは多重債務です。
消費者金融と信販系から合わせて5社250万円の借入があります。
借金返済の合計は6万円近くになる為、かなり大きな金額となっています。
返済も全てバラバラの為、いつも支払い日に怯えている状態になっていて気持ちが落ち着く事はありません。
債務が膨らんだ敬和よくあるパターンですが自転車操業です。
最初は車の故障を直すための修理費や、生活費の足しにと50万円の枠で消費者金融から借りたのですが、そこから返済のために借りたり、追加で借りたりと膨らんでしまい250万円までになりました。正直言って今の毎月の6万円近い返済も、なんとか滞る事なく出来ていますが、ギリギリの生活になっています。
このままずっとこの形でいっても、いつ返し終えるか分からない状態なので、おまとめローンを申し込んでみましたが断られました。
断られたり理由は、総量規制で引っかかったのです。
私が借りていたのは、総量規制以前からの借金だったので、250万円まで借りる事が出来ていますが、今の法律では収入の3分の1までしか借りられないので250万円を借りる事が出来ませんでした。
借金地獄になると、どこに申し込みをしても結果は同じという事は分かっているので、今は真剣に自己破産を考えています。
自己破産のために弁護士事務所に依頼する費用
私が借金を背負った理由は、友人の会社の連帯保証人になったことでした。
子どもの頃からの友人でしたので、保証人になりましたが、悲しいことに今では連絡が取れない状態になっています。
私には妻と子どもがいますし、小さいながらマイホームもあります。
また家族で使用している軽自動車もありますので、多少の資産はあるのですが、これらはどれも必要な資産です。
しかし現金の蓄えは100万円程しかありません。債務の総額は600万円です。
年収550万円程度の私の収入では借金を返しつつ家族を扶養することは非常に困難でした。
妻に隠すこともできないので話をしたら感情的になり離婚話も出たのです。
私も精神的に追い込まれていきました。
このまま消えて無くなりたいと思うようになったのです。
そんな時に目にしたのが債務整理の法律事務所の看板です。
そこで藁にもすがる気持ちで法律事務所を訪ねました。
そこでローンの残っている家や車を手放すことなく、コツコツ返済する方法はないものか先生に相談をしました。
すると個人再生手続きならば希望が叶うかもしれないことを知りました。
裁判所に再生計画を提出して承認をしてもらうことで、私の債務は5分の1になりました。
法律事務所に支払った費用は50万円程ですが、相談をしたおかげで元の生活に戻ることができました。
債務整理のために法律事務所を利用して本当に良かったと感じています。
借金地獄の末路で自己破産した人
私は借金がたくさんあり、どうしても返済が出来ない状態にまで陥りました。
その時に私は債務整理という道を選択しました。
債務整理は膨れ上がった債務を整理し返済をする事で、債務整理には、任意整理、特定調停、自己破産、個人再生といった種類があります。
その中でも私は自己破産を選択しました。
自己破産はまずは破産宣告をします。
破産宣告をしてもまだ借金は残っている状態なので借金の支払い義務は残ります。
破産宣告を受ける事で暫定的に債権者からの催促や取立てから開放されます。
この取立てや催促が無くなるだけでも私はだいぶ精神的に楽になりました。
この次に、破産手続き引きを行い免責を受ける手続きを行います。
免責を申し立て、免責を受ける事によって初めて借金がなくなります。
免責を受けるまでにも、破産の申し立て、その後破産の審尋を受けます。
破産が決定されると、同時に財産の方も処分されます。
その後、官報に公告され破産の確定になり、再び免責の審尋を受けます。
それから債権者の異議申し立ての期間があって免責の決定になります。
ここまでで約半年間の日数を要します。
免責の決定が決まるまでの間、私は周りに物凄く迷惑をかけた事を申し訳なく思いながらすごしました。
このような事は二度と起こさないようにと思いました。
自己破産したら起こるデメリットは?
通常に生活に必要なものを除いた財産をすべて失う代わりに、全ての債務(借金)を帳消しにして人生の再スタートを始める手助けとなる方法です。
一般的なイメージとしてマイナスな部分がありますが、支払能力を超えた借金に苦しむ人にとっては救いとなる制度で、国が借金で苦しんでいる人を救済するために作ったものです。
自己破産後は通常の生活を取り戻すことができ、手続きをしたからと言ってその後の生活に不都合が生じることはありません。
しかしいくつかの制約はあります。
一つ目は、市町村役場の破産者名簿や官報に記載をされる事ですが、これは一般の人が見ることは出来ない為、特に不都合はありません。
自己破産の面積が下りれば抹消されるものです。
2つ目は資格の制限を受ける点です。
自己破産をすると弁護士・公認会計士・司法書士・税理士などの資格が停止になることと、一部の仕事に就くことが制限されます。
また後見人や保証人などになることは出来なくなります。
更に一定期間ローンやクレジットを使用したり、新たに申し込むことは出来ません。
また自分の財産を勝手に処分することが出来ない点や、裁判所の許可なく住所の変更や長期旅行に行くことが出来ないなどのデメリットはありますが、普通に生活することに関しては、特に大きなデメリットはないのが自己破産です。
自己破産のメリット、生きる希望が湧いてきました
多くの方が会社を持続させる為や私的等によって借金を抱えていらっしゃるかと思われます。
自力で返済可能な方もいらっしゃれば額が大き過ぎて返済その物が不可能になってしまう事もあります。
そんな返済不可能になってしまった方への手段として自己破産という方法があります。
破産申請を行うメリットについて掲載していきます。
まず借金の返済を行わなくても良い点です。
自己破産を行う事で人生を賭けてでも支払う事が出来ない金額であっても返済する必要がなくなるのです。
その為、自暴自棄になり犯罪を起こしてしまったり、自殺を考える事もなくなるので当事者にとっては生きる希望へと繋がっていくのです。
次に収入面の差し押さえがされなくなる点です。
借金をしてしまうと収入面である給料等が一番先に差し押さえられてしまいます。
しかし自己破産を行うと給料等の差し押さえが出来なくなってしまう為、収入面の不安は解消されていきます。
次に財産の全てを失う事が無い点です。
自己破産を行うと家財道具や車等を差し押さえられてしまいますが、最低限必要な物は差し押さえられる事が出来ないので、また再出発する事が可能となってくるのです。
さまざまなメリットがありますが、そういう事態にならないように借り入れを行う事が重要となってきます。
どうしても無理!という事態になったら、まずは弁護士に相談してみましょう。
参考:弁護士無料電話相談所